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5日目「濁雨」 [取材秘話]

柔道の決勝が始まろうかという頃から、ものすごい雨。会場から少し離れたBIMCというまったく意味のないメディアセンターでご飯を食べていた自分は、足止めをくらってしまった。中村美里と内柴正人が準決勝まで勝ち進んでいるために、早く会場に行きたいのだけれど、パソコンと一眼レフを持っていて、傘もないので、雨に濡れてしまったら仕事ができなくなる。
もちろん、そのままでは何にもならないので、なんとか傘を手に入れ柔道会場にタクシーで向かうが、雨はやむどころか強くなる一方。北京市内は雨が降ると道路に大きな水たまりができて、非常に危険な状態となる。到着したらその大雨の中、入り口から体育館まで約5分の距離を歩く。道路に立った一瞬で、スニーカーが水たまりにうまった。
この国はただでさえ汚い臭い空気が悪いの3Kな国なのに、雨が降るとそれらがいっぺんに体に直接的に降りかかるような感じで、とても不快だ。会場に入っても、足下からもイヤーな臭いがただよってくる。
しょうがなく、観戦中は裸足で過ごす。もう、このスニーカーは使えないな。一日二日では乾かないよきっと。
5日目ともなると、いい加減、中国人の適当さに辟易とする。融通もまったくきかない。上(国?)からこれと決められていることから少しはずれるようなことをいっさいしないのだ。ボランティアの人々はおおむね困っていたらすぐに助けてくれるのだけれど、仕事としてメディアセンターにいる知識人やその対局にいるタクシーの運転手さんなどは、外人を理解しようという気がまったく感じられない。
まずはその口臭からどうにかしてくれ。分からないなら「分からない」とはっきり言ってくれ。

中村美里、おしかったなあ。でも銅メダルを取っても表情を変えずに喜ばずにいた彼女が心から笑う日を待ちたい。初めて彼女を取材した日からもう3年になる。大人になったもんだ。俺もアテネからの4年で成長したのかな。

あ、北京中は早朝に出て夜に帰ってくる生活なので、ブログの文章が雑になるのをお許しくださいね。
明日は北島をジャパンハウスで原稿を書きながら見よう。夕方は内柴と中村の会見、夜は柔道決勝。そろそろ、六本木が恋しいです→まーくん。
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